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やみのブログ

主にTrySailのことを書きます

映画「BLAME!」感想

BLAME!の完成披露上映会に参加し、原作も全巻読んだのでその感想(いちおうネタバレ無しのつもり)。

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弐瓶勉による原作のBLAME!はとても長い(コミックスとしての長さだけでなく、作中における時間の経過も長い)ので、そのまま映画にすることは困難である。そのため、電基漁師達とのエピソードを中心に、原作の各要素(場所、シチュエーション、セリフなど)を一本のストーリーに再構成したものになっている。

これに伴って、づるは映画のヒロインとして重要な役割を担うことになる。また、原作者の「づるは可愛くなきゃだめでしょ」との発言もあり、原作と比べるととても可愛いキャラクターデザインに仕上がっている。彼女は冒頭から結末まで多くの出番があるので、雨宮天のファンは安心して見に行って欲しい。

ちなみに、原作ではシボが重要な役割を担っており、原作のヒロインはシボであると言って良い。映画を見てシボが気に入った人は、原作を読んでみて欲しい。原作者による外伝作品である「ブラム学園!」でもシボの可愛い姿が見れるので、こちらもおすすめしたいが、かなりぶっ飛んだ内容なので、イメージを壊さないよう先に原作本編を読むべきだろう。

BLAME!は独特な世界観と、アクション描写がとても魅力的な作品だが、文字での説明が少なく、独自の用語も多数出てくるため、読み手の想像力が求められる作品でもある。そうした意味では、万人向けとは言いづらいが、映画「BLAME!」は迫力あるCGアニメーションと音楽、誰でも直感的に楽しめる作品になっていると思う。アクションシーンの描写は本当に素晴らしく、づる達の俊敏な動き、駆除系の不気味さ、霧ヰのド派手な戦闘と、どれも見応えある映像になっている。日本のCGアニメーションのクオリティの高さを実感させられる。また、効果音やBGMにも非常にこだわりをもって作られている。是非、大きなスクリーン、良い音響の映画館で見て欲しい。

上映中は、都市という人工物のみに囲まれた世界の閉塞感、いつ襲われるか分からないという緊張感が伝わってきて、なかなか心が落ち着く余裕がなかった。上映終了時には疲労感もあったが、同時に「凄いものが見れたなあ」という大きな満足感があり、いつの間にかBLAME!の世界観にどっぷりハマっていた。エンターテインメント作品としても、弐瓶勉作品の入口としても素晴らしい作品になっていると思う。

弐瓶勉氏のデビュー作『ブラム』の劇場アニメ上映会をレポート | アニメイトタイムズ

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